長良川うかいミュージアム市民講座で「外国人からみた鵜飼と岐阜の魅力」というテーマの講演をさせていただきました。
いつものことですが「外国人」と一括りにしてしまうのは、とても危険。まずは、その点をしっかり理解していただくところからのスタートです。訪日外国人観光客の旅の仕方、好み、訪日外国人観光客に人気の観光地を紹介しつつ、岐阜にある観光コンテンツを分析。どのようなお客様に、どのような魅力を、どのように伝えたら「行ってみたい」「行ってよかった」と感じていただけるのか。各地での事例も踏まえながら、お伝えさせていただきました。
そして、今回の大きなテーマの一つが「鵜飼」です。日本の、そして岐阜の大切な歴史文化のコンテンツである「長良川鵜飼」を、どのような切り口で、その魅力を伝えていくべきか。また海外に「鵜飼」を伝える際の注意点などについても、お話させていただきました。「鵜飼」は、その歴史文化や背景、鵜匠さんと鵜飼との関係性などを丁寧に、そして正しく伝えていかないと、人によっては、かなりネガティブに捉えてしまう場合があります。その地域に根ざす大切な文化だからこそ「丁寧に」「正しく」これは、とても重要なポイントです。
今回の受講生のみなさんは県内、県外、岐阜市民、観光に関わるお仕事をされている方、ボランティアガイドさん、通訳案内士さん、一般の市民の方など、さまざまでしたが、みなさん一人一人が観光大使。その気持ちを持ち帰っていただけたのだとしたら嬉しいです。岐阜は僕自身も大好きな場所。これからも、しっかり応援を続けていきたいと思っています。