岐阜城を中心とした岐阜の観光を考える民間団体・岐阜お城研究会。僕も立ち上げ当初から、いろんな機会に参加させてもらっています。岐阜お城研究会代表の柴田正義さん、メンバーのみなさんの「岐阜城愛」と「行動力」によって岐阜城の魅力、発信力は高まり、岐阜市による発掘調査や整備のスピードもアップしたと思います。岐阜お城研究会の副代表でもある岐阜の柴橋正直市長の力も大きいですね!
そんな岐阜お城研究会の設立10周年記念シンポジウムが開催されました。今回は、駿府城、小田原城、佐敷城の整備から学び、岐阜城の発掘調査・整備基本計画など城跡の未来をみんなで考えるのが目的。
第一部では「いま在る城跡のすがた」として、調査研究を進め整備された城跡の事例、現在進行形で研究され整備されている城跡のいまについて、駿府城跡は松下高之さん、小田原城跡は諏訪間順氏さん、一乗谷朝倉氏遺跡、佐敷城跡などは柴田正義さんが講演。
第二部では「史跡岐阜城跡のいま」として、史跡岐阜城跡整備基本計画の中身や調査研究のいまについて、内堀信雄さん、高橋方紀さんから発表がありました。
そして第三部は、僕、クリスグレンが司会を担当。「未来に向けた理想的な整備とは」をテーマに、史跡の保存と活用の事例を挙げてディスカッション!今後の城跡の保存と活用について考える、充実した内容のパネルディスカッションとなりました。
城跡を含む史跡の「保存と活用」は、今後の日本、そして地域の観光にとっても、かなり重要なテーマです。また機会があれば、たっぷり時間をとって議論したい内容でした。
岐阜お城研究会のみなさん、出演者のみなさん、ありがとうございました!! これからの岐阜城、ますます楽しみです。