今日は、滋賀県彦根市にある国宝の城、彦根城へ。
令和2年度「文化庁文化財多言語解説整備事業」で制作したアプリ「体感 国宝彦根城」のプレスリリースしてきました。

 

このアプリは「一般社団法人 近江ツーリズムボード」さんと僕の会社「パスト・プレゼント・フューチャー」による共同制作。今回は、欧米豪の「外国人観光客」をメインターゲットとしたアプリなので、日本語から英語に「翻訳」するのではなく「外国人」の知識量やニーズをしっかり考えた上で、「英語」をベースに制作したものを日本語、中国語(簡体字・繁体字)に置き換えていくスタイルで制作しました。←これ、インバウンドがターゲットの場合には、かなり重要なポイント!

もちろん、この「体感 国宝彦根城」は、日本のみなさんにもシッカリ楽しんでもらえる内容に仕上がっているので、ぜひダウンロードしてみてください。このアプリを使って城内を歩けば、彦根城のみどころ、防御の工夫、魅力や素晴らしさを体感してもらえるはず!!

ダウンロード(無料)は、こちらから。
App Store  「体感 国宝彦根城」
 
 
 
彦根城内での記者発表の様子。近江ツーリズムボードの小島さんと。

 

「体感 国宝彦根城」-主な機能-

  • 彦根城の見どころや防御の秘密や工夫を解説動画(10本)で楽しく、学べます。アプリダウンロード後は、どこでも見ることは可能なので、現地を歩きながら、また予習、復習にも活用できます。

  • 城内4地点では「攻城ゲーム」を楽しめます。ぜひ現地で、彦根城攻城の難しさを体感してください。(CGも必見!)*現地でのみ使用可

  • マップ画面から彦根城・彦根城博物館の解説文を読むことができます。

  • ARで、初代彦根藩主・井伊直政公の兜をかぶることができます。

  • 日本語、英語、中文簡体字、中文繁体字の四言語に対応しています。


アプリ監修
有限会社パスト・プレゼント・フューチャー
クリス グレン

彦根城内では、アプリの入ったタブレットの貸し出しもあり。(有料)

ただ歩いているだけの階段にも、実は深く考えられた仕掛けがあったり、何気なく通っているその場所も実は「危険地帯」だったり、「きれいだなぁ」と眺めている天守にも、実は隠された秘密があったり・・・。

なんでもそうですが、知識がある状態でそれを見るのと、何も知らないでそれを見るのとでは、まったく楽しみ方が変わってきます。もちろん、城もそう。城というと「天守」を見ることだけを目的にしてしまいがちですが、実は、もっともっと深く、面白い楽しみ方が、城にはあります。

その楽しみ方を海外から日本を訪れる外国人にも、そして日本のみなさんにも、もっともっと伝えていきたいと思います。日本全国の城のアプリ…つくりたいなぁ。

 

 

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