恵那市岩村町で講演しました

岐阜県恵那市岩村町といえば「日本三大山城」としても有名な岩村城がある町です。その城下町は、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」や映画「銀河鉄道の夜」のロケ地にもなっている場所。歴史的建造物が多く残る古い街並みは、外国人の僕から見ても、とても魅力的です。
 
そんな岐阜県恵那市岩村町は、2023年「NEXT GIFU HERITAGE~岐阜未来遺産~」に認定されました。これを機に日本国内だけではなく、世界にも岩村の魅力を発信していこうという取り組みが始まりました。僕も、インバウンド観光アドバイザーとして、あらためて岩村町を訪れ視察。岩村のみなさんに、さまざまな場所をご案内いただきました。
 
今年度の集大成として「岩村町の魅力の伝え方」と題して、講演会を実施。視察で気付いた岩村町の魅力、インバウンドの受け入れをする際に取り組むべき課題について、お話させていただきました。魅力を伝え、多くの観光客に来ていただくことは、地域活性化のためにももちろん重要ですが、静かな町に一気に人が来てしまっても対応しきれません。そのためにも情報発信と受け入れ環境整備はセットで、行う必要があります。オーバーツーリズムになってしまっては、町の人の暮らしが脅かされます。一歩、一歩、その町にあったスタイルでの誘客が必要です。
 
平日の夜の開催にも関わらず、多くの方が参加してくれました。みなさんの関心の高さが伺えました。岩村そして恵那市のみなさん、ありがとうございました。
 

インバウンド講演「外国人からみた鳥羽市の観光資源の魅力」

鳥羽市の地球塾公開講座に講師としてお招きいただき「外国人からみた鳥羽市の観光資源の魅力」についての講演をしてきました。

 
鳥羽市は、もちろん、今までに仕事でもプライベートでも何度も行ったことがある都市ですが、今回講演をするにあたって、いろいろと調査。鳥羽市といえば、鳥羽水族館、真珠島、海女文化、鳥羽城、海の幸・・・が思い浮かびますが、まだまだ知らない鳥羽市の魅力が多くあることに気づくことができました。
 
現在、鳥羽市は「海女文化」を中心に世界へ発信、プロモーションしているとのこと。「海女文化」は、たしかに鳥羽市のオンリーワンなので、これからも引き続きプロモーションしていくことは重要ですが、あまりにも鳥羽市=海女文化だけをプロモーションしすぎると「鳥羽市には、それしかない」と思われてしまう危険性もあります。これは鳥羽市だけではなく、他の地域でも同じことなんですが、一つのコンテンツだけに頼り過ぎず、もう少し幅を広げたほうが良い場合もあります。
 
鳥羽市にあるインバウンドにとっても魅力的なコンテンツ、そしてそれらをつなぐストーリーとなるキーワードなど、今後の鳥羽市のインバウンドに向けてのプロモーションに役立つヒントを交えながら、講演させていただきました。鳥羽市長はじめ、鳥羽市の皆様、ありがとうございました。
 
 

クリスグレンから見た関ケ原合戦

クリスグレン講演画像
岐阜関ケ原古戦場記念館・開館1周年記念特別講演会として「クリスグレンから見た関ヶ原合戦」をテーマに講演させていただきました。「関ケ原」に出会ったきっかけから、なぜ「関ケ原合戦」にハマるのか、外国人の僕がどのように「関ケ原合戦」について学び、知識を深めているのか、また外国人である僕が「関ケ原合戦」をどのように見ているのかなど、さまざまな視点からお話させていただきました。一人の関ケ原ファンだった僕が、岐阜関ヶ原古戦場記念館の開館1周年記念講演会に講師として参加させていただけたことを光栄に思います。
 
岐阜県の古田知事、関ケ原の西脇町長、そして岐阜関ケ原古戦場整備室のみなさん、多くの先生方や関ケ原町の関係者のみなさんと共に、5年間、岐阜関ヶ原古戦場の整備委員として関わらせていただき、さまざまな意見交換のもと完成した岐阜関ヶ原古戦場記念館。本当に素晴らしく、魅力的な記念館になっていると思います。コロナが終息したら世界中から関ヶ原古戦場、そして岐阜関ヶ原古戦場記念館に訪れていただけるよう、僕も関ケ原観光大使として引き続き、頑張っていきたいとおもいます。今回の岐阜関ケ原古戦場記念館・開館1周年記念特別講演会で、お世話になったみなさん、そして講演を聞いてくださったみなさん、ありがとうございました!これからも一緒に関ケ原を盛り上げていきましょう。
 
 
クリスグレン講演画像
クリスグレンから見た関ヶ原合戦
○講師:クリス・グレン(ラジオDJ・関ケ原観光大使)
○日時:令和4年3月12日(土)14時〜15時30分
○内容:「関ケ原」との出会い、 知れば知るほど面白い「関ケ原合戦」、外国人にも伝えたい「関ケ原合戦」、これからの「関ヶ原」
○会場:関ケ原ふれあいセンター 大ホール
○定員:200名
 
 

クリスグレン著書

関ケ原の本表紙
Must See! SEKIGAHARA
The Battle of Sekigahara: The Greatest, Bloodiest, Most Decisive Samurai Battle Ever / CHRIS GLENN

外国人から見た鵜飼と岐阜の魅力

クリスグレン講演風景
長良川うかいミュージアム市民講座で「外国人からみた鵜飼と岐阜の魅力」というテーマの講演をさせていただきました。
 
いつものことですが「外国人」と一括りにしてしまうのは、とても危険。まずは、その点をしっかり理解していただくところからのスタートです。訪日外国人観光客の旅の仕方、好み、訪日外国人観光客に人気の観光地を紹介しつつ、岐阜にある観光コンテンツを分析。どのようなお客様に、どのような魅力を、どのように伝えたら「行ってみたい」「行ってよかった」と感じていただけるのか。各地での事例も踏まえながら、お伝えさせていただきました。
 
そして、今回の大きなテーマの一つが「鵜飼」です。日本の、そして岐阜の大切な歴史文化のコンテンツである「長良川鵜飼」を、どのような切り口で、その魅力を伝えていくべきか。また海外に「鵜飼」を伝える際の注意点などについても、お話させていただきました。「鵜飼」は、その歴史文化や背景、鵜匠さんと鵜飼との関係性などを丁寧に、そして正しく伝えていかないと、人によっては、かなりネガティブに捉えてしまう場合があります。その地域に根ざす大切な文化だからこそ「丁寧に」「正しく」これは、とても重要なポイントです。
 
今回の受講生のみなさんは県内、県外、岐阜市民、観光に関わるお仕事をされている方、ボランティアガイドさん、通訳案内士さん、一般の市民の方など、さまざまでしたが、みなさん一人一人が観光大使。その気持ちを持ち帰っていただけたのだとしたら嬉しいです。岐阜は僕自身も大好きな場所。これからも、しっかり応援を続けていきたいと思っています。
 
 
クリスグレン講演風景
長良川うかいミュージアム市民講座
○講師:クリス・グレン(インバウンド観光アドバイザー)○演題:外国人からみた鵜飼と岐阜の魅力
○日時:来年1月10日(月・祝)午後1時30分~3時
○場所:長良川うかいミュージアム

定員:40人

 
 
クリスグレン
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