長久手市に隣接する愛知県日進市にある岩崎城も「小牧長久手の戦い」の舞台となった城の一つです。尾張(現在の愛知県東部)では、両者こう着状態だったため、羽柴方は家康のふるさと岡崎にある岡崎城を攻撃することを画策。(三河中入り)これをすれば、小牧山にいる徳川軍が動きだろうと目論んだわけですね。羽柴方の池田恒興、森長可、堀秀政、三好秀次など約25000の兵は、岡崎に向けて進軍。そのルートの途中にあったのが岩崎城です。
 
岩崎城は、城主・丹羽氏勝に代わり、氏勝の弟・丹羽氏重が城を守っていました。氏重は、なんと16歳。しかも城内には260名程度の兵しかいませんでした。大軍に攻められた岩崎城の兵は全員討死してしまいますが、ここで岡崎へ向かう池田軍を足止めしたことが、のちの「長久手の戦い」へとつながっていきます。
 
と、そんな岩崎城の歴史や「小牧長久手の戦い」と「岩崎城の戦い」、「どうする家康」、岩崎城の歴史的価値などについて「The Story!岩崎城の戦い」と題し、岩崎城の学芸員の内貴健太さんと激アツトーク!あっという間の90分でした。全然、時間が足りない(笑)

トークショーの後は、午後から抽選で選ばれた皆さんとフィールドワーク。普段入れない空堀や曲輪などの遺構を内貴さんと僕の解説付きで、ご案内しました。

岩崎城は天守のような形をした展望塔ばかりが注目されますが、実は、空堀、土塁、井戸、馬出や曲輪などの遺構が見られる素晴らしい城跡なんです。そんな岩崎城の本質的価値を知ってもらえる良い機会になったと思います。参加してくださった皆さん、ありがとうございました !!

 

 

Recommended Posts

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です