今日は、長久手で講演でした。
長久手といえば!豊臣秀吉と徳川家康が戦ったことでも有名な「小牧長久手の戦い」のあった「長久手古戦場」が有名です。

そんな「長久手古戦場」ですが、最近は、ますます開発が進み、古戦場の姿がどんどん失われていってしまっています。
いかにして古戦場を守るのか。どう未来へつなげるのか。まちの財産として、いかにサステイナブル(持続可能)な状態へと持っていくのか。
世界の古戦場の事例、長く関わっている関ヶ原古戦場の事例も紹介しながら、お話しました。


 

世界的に見ると、その国や地域にとって大切な歴史的な場所は「守られる」「保存される」というのが一般的です。
そして、その場所を観光や学びの場所として「活用」されています。日本は、どうでしょう?城跡のど真ん中に線路が走っていたり、
古戦場は宅地にされてしまったり…。どんどん歴史的な場所が失われています。

「便利になるなら、いいんじゃない?」
「城や古戦場なんて、もう使わないものなんだから、残して何になるの?」

そんな声も聞こえてきそうですが歴史って、必ず今につながっているし、その地域の歴史や文化、まちのルーツや人とも、
関わりの深いものだし、そのまちのアイデンテティや誇りにつながる重要なものだったりすると思うんですよね。

 

壊してしまうのは簡単だけど、一度、破壊してしまったら、もう二度と取り戻すことはできません。地域として、やれることは、
たくさんあります。あとは、やるか、やらないか。長久手古戦場の未来は、地域のみなさんにかかっています。


 

 

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