岐阜城復元推進協議会主催「あなたは、岐阜城を知らない」
シンポジウムに参加してきました。
僕は、第一部として、城郭建築の専門家・広島大学 大学院教授の三浦正幸先生と一緒に
「名古屋城復元への道」というテーマで、コンクリートによって再建された天守や
現在復元中の名古屋城本丸御殿、そして現在議論されている名古屋城天守木造化の話、
さらには名古屋城本丸の全体復元プランについて、お話させていただきました。
第2部は、文化庁の中井先生から、全国の城復元についての成功事例等のお話があり
第3部は、岐阜城復元推進協議会代表・柴田さんによるコーディネートで、パネル
ディスカッション。ここでは、インバウンド観光アドバイザーとして、外国人から見た
岐阜の可能性について、お話させてもらいました。信長、岐阜城、鵜飼…など代表的な
コンテンツはもちろん、岐阜にはポテンシャルがあると思いますよー!
そしてもう一つ考えたいのは「城を復元したら、それで本当に市民の誇りになるのか」
「城を復元したら、それだけ観光客が来るのか」ということ。僕は、やっぱり違うと
思ってます。復元で城は魅力的になるだろうけど、城の魅力だけではなく、やっぱり
街全体の魅力や活気が必要だし、市民の心が大切だと思っています。城は、ただの
建物。でも、その城があるから、そこには町がうまれ、市民の生活が生まれ、交流が
生まれ、文化が育って、今があるのだということ。そういう歴史を大切に思ってこそ
城の復元というのは意味があるのだと思います。城の復元がされることで、興味を持つ
人が増えるという、逆の考えも、もちろんアリ!だけど、復元しただけで満足しては
いけないと思っています。これからも「城のある町の魅力」を伝え続けていきたいと
思っています。そして、これからも岐阜城の復元を応援しますよ!!
岐阜城復元推進協議会のみなさん、お疲れさまでした。
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